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CURTAINカーテン

窓廻りの装飾、演出のことを総称して『ウィンドートリーメント』と言います。窓は、室内に明るい光や新鮮な空気を取り入れたり、外の景色や様子を見たるするなど、生活に潤いを持たせる重要な場所です。そこで、窓を彩る様々なエレメントやそのスタイルをご紹介します。カーテンの本当の価値は、窓に掛けてみて初めて解るものです。 選んだ生地の良さを十分に生かすことができるかは、スタイル次第とも言えるでしょう。窓辺に合ったカーテンスタイルを選ぶことで、スタイリッシュで個性的なインテリアを演出することができるのです。

カーテンヘッディングの種類

最も一般的なヒダの取り方でフレンチプリーツ呼ばれるものです。生地のボリュームや素材、柄の活かし方やスタイリングを考慮して最適なヒダの取り方を考えることが大切です。

3ツ山2倍ヒダ

3つヒダ、3ツ山2倍ヒダと呼ばれるヘッディングです。通常、カーテンの仕上り巾の2~2.5倍の生地を使ってたっぷりとヒダを取るので高級感があり、オーダーカーテンの標準仕様となっています。

2ツ山1.5倍ヒダ

2ツ山1.5倍ヒダは地厚な生地を使う場合や、1.5倍ヒダ使いでウェーブを取らない比較的カジュアルなスタイルに向いています。生地の必要な数量も減らすことができるので、予算を考慮しながらプランをする場合などにご提案します。

フラットカーテン

フラットカーテンは、カーテンの山をつままずヒダを取らない為、シェードのようにすっきりした、とてもシンプルなスタイルのカーテンです。1~1.2倍のプリーツをつくらないシンプルな縫製で、大きな柄も綺麗に映えます。

ペンシルギャザー

ギャザーテープを縫い付け、絞って作るカーテンのヘッディング。縦に鉛筆状の規則的なプリーツができる。カーテン仕上り巾の2.5倍程を使うため優雅な高級感を演出できます。

スモックギャザー

特殊なギャザーテープを絞って作るカーテンのヘッディングの1つです。膨らみと凹みが交互に出て、スモックのような効果がでるのが特徴。シアーなど薄手のファブリックを使い女性らしい可愛らしさを表現できます。

スタイルカーテンの種類

吊り方や生地の大きさなどで変化をつけ、装飾性を高めたものを総称してスタイルカーテンと言います。その様々なスタイルによって空間を華やかに演出します。

ハトメスタイル

カーテンの上部にハトメ穴を作り、装飾カーテンレールに通したりヒモやリボンを通して吊るシンプルでカジュアルなスタイルです。

タブトップスタイル

のれん感覚のタブでポールに掛けます。マジックテープ式のものもあります。カジュアルなインテリアスタイルと相性が良く、間仕切りとしてもご利用いただけます。

サイドボーダースタイル

カーテンの両サイドにボーダーを取付けたスタイルです。コントラストを付けることによりアクセントとなり、オリジナリティーが増します。

ボトムボーダースタイル

カーテンの裾部にボーダーを取付けたスタイルです。インパクトの強い柄物に合わせると、すっきりとした印象で安定感をもたらします。

ハイギャザースタイル

カーテンの裾に仕上げ丈に対し、15%~25%の長めのフリルやトリムを取り付けたスタイルです。大きなテラス窓のような、特に高さのある窓に最適です。プレーンな雰囲気で、インテリアテイストを選びません。

センタークロススタイル

スタイルカーテンの中でもベーシックなタイプで、中心部を固定して左右に均等に分けたスタイルです。テラス窓や腰高窓を可愛らしく演出してくれます。アール部分のセットが美しさのポイントです。

クロスオーバースタイル

センタークロスと似ていますが、中心部が交差しています。ドレープが緩やかでエレガントなスタイルです。開閉の少ないテラス窓や腰高窓に適しています。クロスしたレースが窓の表情を豊かにしてくれます。

スカラップフリルスタイル

1枚のカーテンの裾がスカラップ(貝)状になっているタイルです。裾部にはフリルやトリムが付き、一般的には開閉しません。スカラップが1個のもの、2個以上のものがあります。横長の出窓や腰窓との相性がよく、裾に美しいウェーブを見せるタイプです。

スカラップアーチスタイル

1枚のカーテンの裾がアーチ状になっているスタイルです。ボウウィンドウやフラット出窓に良く合います。室内からはもちろん、窓外から見ても美しいウェーブを楽しめます。

カフェスタイル

窓の途中にレールを渡して、目隠しの高さに取り付ける丈の短いカーテンです。小さな窓に気軽に使用していただけるスタイルです。ちょっとしたおしゃれでお部屋の雰囲気をぐっと引き立ててくれます。

上飾りの種類

バランスは、装飾性を目的としたカーテンの上部を飾るウィンドートリートメントです。
上飾り、トップトリートメントとも言い様々なデザインがあります。お部屋とカーテンのテイストに合わせて、バランスのデザインを選ぶことで、カーテンをより素敵に演出する重要なアイテムです。

ストレートバランス

取り入れやすいシンプルなデザイン。硬い心材をいれたものはペルメットとも呼びます。デザインを入れてカットしたり、ボーダーたトリムをアレンジするとまた違った印象になります。

箱ヒダバランス

布が重なるため重厚なデザインになります。トラッドな雰囲気を生かすのに最適なバランスです。

ギャザーバランス

細かいギャザーを寄せたフェミニンなデザイン。薄手な生地に最適です。

スワッグ&テール

正統派のトップシェードとして生地を贅沢に使ったエレガントなバランスです。スワッグはドレープさせ半円形に取り付けたトップトリートメント。テールは上飾りの両端に付ける垂れ飾り。通常スワッグとテールを組み合わせて飾ります。
ヨーロッパでは18世紀後半から多く使われるようになった伝統的で優雅なイメージを持つバランスです。

ポイントプリーツ・バランス

両サイドのポイントに逆ヒダを3~4ヶ所入れた上品な飾りです。

ストレートタックバランス

シンプルなストレートバランスノボトムにタックを2カ所入れたモダンなスタイルです。

カーテンの機能

昨今、様々な付加価値機能を持ったカーテンが使われるようになりました。
使用目的や場所に合わせてその機能を活かしてお使いいただけます。

形態安定加工

美しいドレープが半永久的に楽しめ、シワの発生や型くずれがしにくく、取り扱いが容易です。ヒダにそってたたまれるので、カーテンを開けた時にコンパクトに美しくおさまります。基本的にはポリエステル素材に施すことが可能です。

ウォシャブル

家庭用の洗濯機で洗えるカーテン生地です。洗ってもほとんど伸び縮みせず、色落ちなどもしにくい特徴があります。自宅で洗えるのでいつも清潔に保て、小さいお子さんやペットのいる家庭にも向いています。

遮光カーテン

外部からの光を遮ることを目的としたカーテンです。横糸に黒い糸を織り込んだものや、生地の裏に樹脂でラミネートコーティングしたものがあります。また、気に入ったカーテンに裏地を取付けて遮光性を持たせる方法もあります。

防炎

難燃糸を使ったり、防炎加工を施したるすることで、燃えにくい性質をもたせたカーテン生地。ただし、防炎は“不燃”とは異なり、全く燃えないということではなく、万が一火が付いても燃え広がりにくいという意味です。

ミラーレース

裏面にブライト糸を編み込んだレース生地のことです。日中は屋外から室内が見えにくく、室内側からは外が見えるハーフミラー効果があり、プライバシーを守ります。

遮熱レース

熱を遮断する目的の機能性カーテンです。生地の裏面にアルミやステンレスを蒸着加工した特殊な技術によりその機能を発揮します。最近は開発も進み、機能だけではなくその装飾性も増してきています。

遮音カーテン

音を遮断する目的で作られた機能性カーテンです。鉛を混入した塩化ビニル樹脂をコーティング加工するか、鉛を入れた中間層を挟んでラミネート加工したファブリックスを使います。