1905年、Charlieu を拠点として大成功を収めた絹商人のJean Lortonは、自身の製織工場 Les Ateliers Lortonを創設することを決めました。
彼の息子ジョセフは1930 年代に会社に加わりました、そして、2人の男性は彼ら自身の絹のコレクションを開発しました。
そして、会社を卸売業者とデザインハウスに変えました。彼らは会社名を変更して、シルクに焦点を当てることを強調しました。それはラテン語の単語vera(true)とseta(silk)の組み合わせです。
有名になったおかげで、VERASETA は本格的なテキスタイルデザインハウスとなり、1950 年代にパリのショールームをオープンしました。
同社はすぐにフランスの高級織物の伝統(タフタ、フェール、サテン、カネチレ、ダマスクなど)をベースにして高級装飾およびオートクチュール市場に進出しました。
伝統と現代性を組み合わせることによって、会社は元のCharlieu の織り手から受け継がれた経験豊富を保存しながら革新し続けました。
その結果、VERASETA は2007 年にEntreprise du Patrimoine Vivant(Living Heritage Company)のラベルを取得しました。この賞は、地元の産業や職人の歴史に精通している稀な専門知識を持つ企業を表彰するものです。
今日、VERASETA は創立者の孫であり偉大な孫であるPierre とFranck Lorton によって運営されており、その生産の60%以上を世界中に輸出しています。Veraseta はテキスタイルをハイファッションにも届けます(例:オートクチュール、ウェディングドレス)
プリンセス ダイアナのウェディングドレスとしてシルクの生地を提供したことでも有名です。
(※右の写真はパリのショールームを訪れた際に、社長のPierre 氏より説明を受ける様子)
ベラセタの布地は、伝統的に絹の織物に関連しているリヨン地域(Charlieu、ロワール)でまだ織られています。
ルイ11 世は1466 年にリヨンに絹製造業を設立しました。フランス王、フランソワ1世(1494年 - 1547年)はリヨンにその国の絹製造業の独占権を与えました。全ての製品はリヨンを通過します。1620年までに、リヨンには10,000 を超える絹織機があり、絹を織る技術が盛んになりました。